トークイベント「.DOCKTALK デザインの内と外」について


『.DOCKTALK「デザイン」の内と外』は、神戸市が2012年7月に創刊する、デザイン都市・神戸を発信するメディア『.DOCK』の公開取材イベントです。

『.DOCK』の名は、港町・神戸を象徴する「波止場」を意味する英語の”DOCK”、そして、“Document Of Creativity in Kobe(神戸のクリエイティヴィティの記録)”の意味をあわせ持ちます。神戸の情報を一方的に発信するのではなく、神戸市の内と外、デザイナーと市民など、さまざまな内と外をつなぐメディアとなることを目指しています。

『.DOCKTALK「デザイン」の内と外』は、「デザイン」の意味や役割が広がるなか、地域や職域、組織などの、さまざまな「内」と「外」をテーマに、「デザイン」の輪郭を探る試み。5名の企画者がそれぞれの視点から、計9つのトークイベントを企画しました。

各分野で活躍するゲストとともにオープンなトークの場を設け、そこから発生する対話を『.DOCK』に記録する予定です。ぜひこの対話の場に参加して、あなたの「デザイン」の輪郭を探ってみてください。


3/13 (火)19:00-21:00
「Touchable face and future〜触れられる未来〜」小山田徹、海子揮一

3/14 (水)19:00-21:00
「デザインをみせる:ファッションの展示」浜田久仁雄

3/18 (日)15:00-17:00
「ジモトとシゴト」秋元友彦、柿崎慎也、後藤基史

3/22(木)19:00-21:00
「デザインをみせる:デザインディレクションという仕事」岡田栄造

3/25(日)15:00-17:00
「NIPPONのデザイン/KOBEのデザイン」Lucas B.B.、collect.apply、Bianca Beuttel

3/27(火)19:00-21:00
「クリエイティブ・リユースがもたらすもの」大月ヒロ子

3/28(水)19:00-21:00
「自己編集と仕事のこれから」アサダワタル、太刀川英輔  (NOSIGNER)

3/30(金)19:00-21:00
「モノの見方」光森裕樹

3/31(土)15:00-17:00
「.DOCKTALK aftertalk」花里政治、三宗匠


会場
KIITO http://kobe-designhub.net/kiito/info.html
神戸市中央区浜辺通 5-1-14 神戸商工貿易センタービル 26 階 2620 号室
TEL 078-414-7134 FAX 078-414-7135
各線三宮駅から南へ徒歩 15 分、貿易センタービル駅徒歩すぐ。
EV にて 25 階までお上がり頂き、サインに沿って階段で 26 階までお越し下さい。
※お体の不自由な方は 26 階まで EV でお上がり頂けますので、お問合せ下さい

参加費
無料(要事前申し込み)

主催
神戸市企画調整局デザイン都市推進室

企画者(五十音順)
相澤久美(建築家)
大谷 燠(NPO法人 DANCE BOX Executive Director)
久慈達也(神戸芸術工科大学研究員)
後藤哲也(デザイナー)
近藤 聡(デザイナー)

3/13 Tue
「Touchable face and future〜触れられる未来(ふれられるみらい)〜」ゲスト:小山田徹、海子揮一


大震災を経験した神戸では、未来の生活の仕方を探る試みが至るところで繰り返されてきました。その問い掛けと対話は、ローカルを突き抜け各地に共通化できる、未来への手がかりを含んでいます。

遠くに理想を掲げ、問題を解決しようとするよりも、場を開き、目の前の個人につながり触れていくことが課題に対して持続的に対応していく基本ではないでしょうか。特に子供たちに対して考えるとき、それは直接的に未来の先にいる人々に向かって考えることでもあります。遠くの未来に絶望しなければ、小さな未来はいつも手が触れられるところにあります。

「Touchable face and future 〜触れられる未来〜」では、「関係性の内と外」をテーマに未来のライフスタイルの提言、そして、日常的に構築しておくべき関係性について語り合います。


開催日
2012年3月13日(火)

時 間
18:30 開場
19:00~19:30 女川での対話工房活動の紹介(写真とビデオ)
19:30~20:30 フリートーク
20:30~21:00 Q&A


定 員
20名

参加費
無料(要事前申し込み)

スピーカー
小山田徹(美術家)http://www.kcua.ac.jp/professors/koyamada-toru/
海子揮一(建築家)http://yatai2008.exblog.jp/ http://www.sea-designs.com/index.html

ファシリテーター:
相澤久美(建築家)http://lslablog.exblog.jp/i0

[企画:相澤久美]

3/14 Wed
「デザインをみせる:ファッションの展示」
ゲスト:浜田久仁雄


デザインの「内」と「外」を考える際に立ち上がる境界面の一つに「展示」があります。美術館は「ものをみせる」行為が日常的に行われている空間ですが、そこに飾られているのは世界の中から鋭く選び取られ、永きに渡る保存を約束されたものたちです。

「デザインをみせる:ファッションの展示」では、神戸ファッション美術館の浜田久仁雄学芸員を招き、ファッションの展示から「デザインをみせる」という行為を考えます。

「ファッション奇譚—服飾に属する危険な小選集」展はじめファッションの領域を再定義するような意欲的な企画を手掛ける同氏に、現在開催中の「感じる服 考える服 東京ファッションの現在形」展の会場構成などを題材に、我々にとって「身近な日常」でもある衣服を「みせる」ことについてお話いただきます。

開催日
2012年3月14日(水) 

時 間
18:30  開場
19:00-20:00  ゲストスピーカーによるプレゼンテーション
20:00-21:00  質疑応答&交流会

定 員
20名

参加費
無料(要事前申し込み)

スピーカー
浜田久仁雄(神戸ファッション美術館学芸員)http://www.fashionmuseum.or.jp/
1957年生まれ。神戸ファッション美術館主席学芸員。関西学院大学大学院文学研究科美学専攻博士後期課程退学。服飾史に精通し、館内外で多くの展覧会を手掛ける。近年の展覧会には「ポワレとフォルチュニィ 20世紀モードを変えた男たち」、「祝祭の衣装展 ロココ時代のフランス宮廷を中心に」がある。現在開催中の「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」でも意欲的な展示構成で来館者を迎えている。

ファシリテーター
久慈達也(神戸芸術工科大学研究員)http://dm-lab.com/
1978年生まれ。ポータルサイトの運営や展覧会企画を通じて、芸術系大学における情報教育支援の在り方を研究。DESIGN MUSEUM LAB主宰。

[企画:久慈達也]

3/18 Sun
「ジモトとシゴト」
ゲスト:秋元友彦、柿崎慎也、後藤基史


日本における、いわゆるデザイン業界の中心は東京にあると言われています。しかし、視野を広げてみれば、世界の中では、東京もひとつの都市。ネットインフラが整備された今、そして、仕事を取り巻く環境が急速に変化するなか、働く環境は自分で選択できるようになり、地方から世界とつながることもめずらしいことではありません。

「.DOCKTALK」では、デザイン都市・神戸の可能性を考える一つのテーマとして「ジモトとシゴト」を掲げ、中心から見れば「外」にある、いわゆる地方都市を拠点に活動するクリエイター、そして日本における「内」である東京から地方とつながる活動を試みるクリエイターと共に、地方での仕事の可能性を考えます。


開催日
2012年3月18日(日)

時 間
14:30  開場
15:00-16:00  ゲストスピーカーによるプレゼンテーション
16:00-17:00  全員参加による意見交換

定 員
20名

参加費
無料(要事前申し込み)

スピーカー 
秋元友彦(東京/IID/スケット)http://llp-sket.com/ 
1977年大阪府生まれ。千葉大学工学部デザイン工学科建築系在籍時に参加していたアートイベントを通じ、人と人のつながりのおもしろさに興味を抱く。卒業後は建築設計事務所に勤めるが、2008年より民間によるはじめての廃校活用事例であるIID 世田谷ものづくり学校にてイベント・ワークショップ企画を担当。2011年より、企画・広報ディレクターを努める。同施設の姉妹校として2012年4月に島根県隠岐の島に開校予定の隠岐の島ものづくり学校の主担当して、開校準備室を進めている。また、校外活動としてLLPスケット、Workshop Designers Labo.にて代表として活動中。

柿崎慎也(仙台/TRUNK)http://www.trunk-cos.com/
1971年秋田県生まれ。仙台市郊外に2010年に開設されたクリエイターのためのシェアオフィス、TRUNK | CREATIVE OFFICE SHARINGインキュベーション・マネージャー。仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム(SC3)プロデューサー。Apple、東北大学産学連携研究員などを経て現職。個人的な活動としてFesLab、logueに所属。

STRAIGHTLINE 後藤基史(大分/ウェブデザイナー)http://straightline.jp 
1979年大分県生まれ。大分市在住。Webとは無縁のサラリーマン生活を経て2010年1月独立。シンプル・クリーン・ミニマル、ベーシックな中にWebらしいちょっと気の利いた仕掛けを組み込んだデザインを得意とし、国内外のWebサイト制作を行う。個人プロジェクトとして、Webデザインソーシャルブックマーク「straightline bookmark」「W3Q」などを運営。

ファシリテーター
後藤哲也(大阪/OOO/デザイナー)http://www.outofoffice.jp
大阪・西天満のオルタナティブワークスペース「ooo - out of office」主宰。デザインワークを中心としながら、大阪のバイリンガルアートガイド『FLAG』の発行やイベントの企画・コーディネートなども行なっている。

[企画:後藤哲也]

3/22 Thu
「デザインをみせる:デザインディレクションという仕事」
ゲスト:岡田栄造


デザインの「内」と「外」を考える際に立ち上がる境界面の一つである「展示」。展示会や見本市への出展は、作品の形状や質感、あるいは背景を通じて、今後そのモノとどのような関係を築いていけるかを多くの人に確認してもらうことにほかなりません。一つの作品が出来上がったら、それをどこでみせるのかも重要な問題となります。

「デザインをみせる:デザインディレクションという仕事」では、世界的に活躍しているデザインディレクターの岡田栄造氏を招き、「デザインをみせる」という行為を掘り下げます。過去の仕事の中から、特に海外で発表された作品に焦点をあて、デザイナーと恊働して作品を世に送り出す「デザインディレクション」という仕事についてお話いただきます。


開催日
2012年3月22日(木) 

時 間
18:30  開場
19:00-20:00  ゲストスピーカーによるプレゼンテーション
20:00-21:00  質疑応答&交流会

定 員
20名

参加費
無料(要事前申し込み)


スピーカー
岡田栄造(デザインディレクター) http://www.dezain.net/
1970年生まれ。京都工芸繊維大学准教授。千葉大学大学院博士後期課程修了(学術博士)。大学でデザインの社会的プロセスについて研究するかたわら、デザインディレクターとして活動している。毎日更新のデザインニュースサイトdezain.netを主宰。


ファシリテーター
久慈達也(神戸芸術工科大学研究員)http://dm-lab.com/
1978年生まれ。ポータルサイトの運営や展覧会企画を通じて、芸術系大学における情報教育支援の在り方を研究。DESIGN MUSEUM LAB主宰。


[企画:久慈達也]

3/25 Sun
「NIPPONのデザイン/KOBEのデザイン」
ゲスト:Lucas B.B.、collect.apply、Bianca Beuttel


デザイン都市・神戸は、デザイン業界の内にある「デザイン」だけでなく、私たちのくらしにある「デザイン」に光をあてたいと考えています。神戸の「デザイン」とは何か、そして私たちが気づいていない身の回りの「デザイン」を、日本在住の外国人クリエイターの視点から探ります。


開催日
2012年3月25日(日) 

時 間
14:30  開場
15:00-16:00  ゲストスピーカーによるプレゼンテーション
16:00-17:00  質疑応答&交流会

定 員
20名


参加費
無料(要事前申し込み)


(※トークは日本語で行われます)


スピーカー 
ルーカス・B.B.(クリエイティブディレクター)http://www.khmj.com/
『PAPERSKY』や『mammoth.』の発行など、アイデアに溢れたクリエイティブ活動を行うニーハイメディア・ジャパンの代表取締役/クリエイティブディレクター。『metro min.』や『TOKION』、『PLANTED』など、多くの雑誌創刊に編集長やクリエイティブディレクターとして深く関わる。雑誌だけでなく、旅の書店『BOOK246』やSHIPSとのコラボレーションブランドなど、多方面のクリエイティブもプロデュースしている。

collect.apply(デザイナー)http://collectapply.jp/
ハル・ユデルとジェームス・ギブソンによる京都をベースに活動するデザインユニット。2005年の発足以来、コマーシャルプロジェクトからセルフプロジェクト、教育など、多岐にわたる活動を行っている。(.DOCKTALKにはハル・ユデルが参加します。)

ビアンカ・ボイテル(デザイン・エッセイスト)http://kyoto.bbianca.net/

京都をベースに活動するデザイン・エッセイスト。「PingMag」をはじめ、日本
および海外のマガジンに記事を提供。
日本のパッケージデザインに関しては、エンスージアスト(熱狂的ファン)とし
て2011年に大阪とフランクフルト(ドイツ)で日本のパッケージデザインに関す
る展覧会とワークショップを行った。


ファシリテーター
ダンカン・ブラザトン(デザイナー)
高槻市在住 のオーストラリア人。大阪・西天満のオルタナティブワークスペースOOOで活動している。外国人向けアートガイド「FLAG (Foreigner's Live Art Guide)」や、日本タイポグラフィー協会の広報誌「typographics ti:」に携る。


ファシリテーター
後藤哲也(デザイナー)http://www.outofoffice.jp
大阪・西天満のオルタナティブワークスペース「ooo - out of office」主宰。デザインワークを中心としながら、大阪のバイリンガルアートガイド『FLAG』の発行やイベントの企画・コーディネートなども行なっている。


[企画:後藤哲也]

3/27 Tue
「クリエイティブ・リユースがもたらすもの」
ゲスト:大月ヒロ子


廃材を創造活動の表舞台に引き上げる試みが、世界各地で芽生えています。世界のリユース・アート・センターの倉庫には、ありとあらゆる廃材が整理分類され、利用を待っています。モノ作りの好きな市民、アーティスト、デザイナー、授業のヒントや素材を得に来た教師、芸術NPOのスタッフ、演劇人、たくさんの子どもたちが、素材を探しにやって来ては、思いがけない発見に感激しながらそれらを持って帰ります。もちろん創作を楽しむことも可能。誰もが廃材の美しさを再発見し、インスピレーションをかき立てられ、何かを創りたいという気持ちになります。

仕分けや活用のためのサポートには地域の人々が深く関わり、新たな地域のコミュニケーションを育んでいます。企業は廃材の提供はもちろんのこと、仕分けボランティアに社員を派遣することもあります。また、ここではアッセンブリーした素材のキット、オリジナルのプロダクト、エリア外の学校への通販による素材提供、ワークショップや素材活用の有償講座など、循環型社会の新たな産業も生まれています。

長年にわたり世界各地でクリエイティブ・リユースの調査をしてきた大月ヒロ子氏は、今こそ、コミュニティーに現存する地域資源(人・モノ・事)を生かしながら、"セーブするエコからクリエイティブなリユースへ"と舵を切り直す時期であると考えています。その拠点ともなるクリエイティブ・リユース・ラボは、デザインの「内」と「外」を結ぶ施設に設置されてこそ、その機能を十二分に発揮するとも提言。今回は、人にとってクリエイティビティ―とは何か?という根源的なテーマも皆さんと掘り下げていきます。


開催日
2012年3月27日(火) 


時 間
18:30  開場
19:00-20:00  ゲストスピーカーによるプレゼンテーション
20:00-21:00  質疑応答&交流会

定 員
20名


参加費
無料(要事前申し込み)


スピーカー
大月ヒロ子(ミュージアム・エデュケーション・プランナー、IDEA R LAB)
http://www.idea-inc.jp
有限会社イデア代表取締役 / IDEA R LAB代表。ミュージアム・エデュケーション・プランナー、社)日本デザインコンサルタント協会会員。板橋区立美術館学芸員として勤務後、独立。1989年有限会社イデア設立。以後、今に至るまで、チルドレンズミュージアムや美術館、博物館、科学館の開設および運営におけるコンサル、教育プログラム開発、展示企画のほか、美術展監修などもおこなってきた。大阪府立大型児童館ビッグバン総合プロデューサー、東京国立近代美術館客員研究員なども歴任。九州国立博物館の教育ゾーン「あじっぱ」の総合プロデュース、沖縄市ワンダーミュージアムのハンズオン展示、集合住宅内のキッズスペース(野村不動産)の企画・デザイン監修、東京大学福武ホールの学環コモンズ空間監修<Good Design賞>など、コミュニケーションを誘発する学びの場のデザインに取り組んでいる。

ファシリテーター
大谷 燠(NPO法人 DANCE BOX Executive Director)
http://www.db-dancebox.org/

[企画:大谷 燠]

3/28 Wed
「自己編集と仕事のこれから」
ゲスト:アサダワタル、太刀川英輔 (NOSIGNER)


社会経済状況が急速に変化するなか、人々の価値観や働き方も変化し続けています。そんな中、既存の分野・職域を越えて、自身のやりたいこと・やるべきことを追求しているクリエイターの存在が、以前にも増して際立っているように感じられます。「自己編集と仕事のこれから」のゲスト、アサダワタル氏と太刀川英輔氏は、その中でも特に興味深い活動を行っています。

アサダワタル氏は、音楽活動や執筆業、文化プロジェクトの構想演出など、多様な活動を行っており、それを「日常編集家」という肩書きで編集。また、自宅や仕事場を開放し、プライベートとパブリックの境界を開く「住み開き」という概念を提唱し、今年1月には「住み開き〜家から始めるコミュニティ」を筑摩書房より上梓するなど、多方面で活躍しています。また、NOSIGNER氏は「目に見えない無形の価値をつくり出す存在でありたい」との思いから、「見えないものをつくる職業」NOSIGNERとして自己を編集。その肩書きの示す通り、デザインの1分野にとどまらない創造的な活動を追求・展開しています。

分野・職域を越えて活躍する、この二人のゲストを迎えて、自身の活動をいかに編集し、発信していくか。そして、これからの仕事のあり方をどう感じているかなどについて、話を聞きたいと思います。


開催日
2012年3月28日(水) 

時 間
18:30  開場
19:00-20:00  ゲストスピーカーによるプレゼンテーション
20:00-21:00  質疑応答&交流会

定 員
20名

参加費
無料(要事前申し込み)

スピーカー
アサダワタル(日常編集家)http://kotoami.org/
日常編集家。1979年大阪生まれ。音楽構成・演奏、著述、文化プロジェクトの構想・演出、大学講師・各種講演など、幅広いアウトプットで活動するクリエイター。2002年、バンド越後屋のドラマーとして、くるり主宰レーベル「NMR」からのCDリリース。2003年以降、ソロ名義である大和川レコード、ユニットSJQ(HEADZ/cubicmusic)でのライブ活動をはじめ、CM・映画での演奏、国内外でのCDリリース多数。あわせて、表現活動を“音”から“場/事”に拡張し、遊休施設や寺院、住居や店舗などを活用したコミュニティスペースの演出にも関わる。近年は自宅の一部を他者に開放する「住み開き」を提唱。著書に「住み開き 家から始めるコミュニティ」(筑摩書房)、「編集進化論 editするのは誰か?」(フィルムアート社/共著)など。神戸女学院CDP、立命館大学映像学部非常勤講師。

太刀川英輔  (NOSIGNER)http://www.nosigner.com/ 

「見えない物をつくる職業」という意味を持つデザイン事務所NOSIGNERの創業者。デザインによるソーシャルイノベーションを志し、科学技術・教育・地場産業・新興国支援など、社会的意義を踏まえたデザイン活動を続けている。プロダクトデザイン・アートディレクション・空間デザインなど複数の領域で国際的に高い評価を受けている。被災地で役立つアイデア・デザインをwikipedia形式のwebで共有する「OLIVE PROJECT」代表。Design for Asia Award2011 大賞・特別賞、NY ADC Young Guns 7、PENTAWARDS PLATINUM(パッケージデザイン食品部門世界最優秀賞)、グッドデザイン賞など多くの国際賞を受賞。


ファシリテーター
後藤哲也(デザイナー)http://www.outofoffice.jp
大阪・西天満のオルタナティブワークスペース「ooo - out of office」主宰。デザインワークを中心としながら、大阪のバイリンガルアートガイド『FLAG』の発行やイベントの企画・コーディネートなども行なっている。


[企画:後藤哲也]

3/30 Fri
「モノの見方」
ゲスト:光森裕樹


デザインにおいて、最終的なアウトプットとしての形や機能が重要なことは言うまでもありませんが、そこに至る以前の、対象をいかに認識しどう把握するかは、アウトプットを決定的に違える大きな要因となります。

このトークでは、この認識・把握の部分に着目し、「内」なる「モノの見方」と「外」なる「言葉」や「デザイン」のつながりをテーマとします。

ゲストには、角川短歌賞や現代歌人協会賞を受賞するなど、言葉によって独自の世界を発見し続けている歌人の光森裕樹氏を迎え、グラフィックデザイナー近藤聡氏によって用意された質問をもとに、言葉とデザインの関係性について掘り下げます。


開催日
2012年3月30日(金)

時 間
18:30 開場
19:00-20:00  Q&Aトーク
20:00-21:00  質疑応答

定 員
20名


参加費
無料(要事前申し込み)



スピーカー
光森裕樹(歌人)http://www.goranno-sponsor.com/
歌人。現代歌人協会会員。1979年兵庫県宝塚市生まれ。京都大学文学部卒業。2008年第54回角川短歌賞、2011年第55回現代歌人協会賞受賞。著書に歌集『鈴を産むひばり』(出版:港の人)がある。 

ファシリテーター
近藤聡(デザイナー) http://astt.jp/
グラフィックデザイナー。1976年大阪生まれ。神戸大学発達科学部卒業。インターメディウム研究所卒業。2010年に明後日デザイン制作所を設立。2011年より神戸芸術工科大学非常勤講師。

[企画:近藤聡]

3/31 Sat
「.DOCKTALK aftertalk」
ゲスト:花里政治、三宗匠

神戸を拠点に活動するクリエイターによる『.DOCKTALK』の打ち上げ的トーク。

お店という「場」で食を提供しながら、自ら狩猟に出て獲物を穫り、野菜ソムリエでもある料理人 花里政治氏と、サロンという「場」を設け、全国各地よりゲストを招いたトークイベントからご近所も交えた地域行事まで、さまざまなイベントを継続的に立ち上げ続ける三宗匠氏のお二人をゲストに迎えて、おいしい食事や人が集まる「場」やおもしろいイベントの「場」とは何かなど、「場」とその「質」について考えます。

神戸に求めるデザインの場や状況とはどういったものか。ドリンク片手に全員参加で意見の交換を行うきっかけの場です。

開催日
2012年3月31日(土)

時 間
14:30  開場
15:00-16:00  ゲストスピーカーによるプレゼンテーション
16:00-17:00  全員参加によるトーク

定 員
20名


参加費
無料(要事前申し込み)



ゲスト
花里政治 http://www.loop-cm.jp/
野菜ソムリエで猟銃の所持許可を持ち、「外食とは家では味わえないご馳走とすばらしい時間でなければならない」をモットーに野山を駆け巡る料理人。

三宗匠 http://www.wonderful-o.com/ima/
1981年兵庫県神戸市生まれ。神戸芸術工科大学環境デザイン学科卒業後、同大学大学院修士課程総合デザイン専攻。2003年より住みコミュニケーションプロジェクトとSalon I'maの運営を開始。2007年より一級建築士事務所株式会社Atelier Bにて、主に事業企画を担当。

ファシリテーター
近藤聡 http://astt.jp/
グラフィックデザイナー。1976年大阪生まれ。神戸大学発達科学部卒業。インターメディウム研究所卒業。2010年に明後日デザイン制作所を設立。2011年より神戸芸術工科大学非常勤講師。

久慈達也(神戸芸術工科大学研究員)http://dm-lab.com/
1978年生まれ。ポータルサイトの運営や展覧会企画を通じて、芸術系大学における情報教育支援の在り方を研究。DESIGN MUSEUM LAB主宰。

後藤哲也(デザイナー)http://www.outofoffice.jp
大阪・西天満のオルタナティブワークスペース「ooo - out of office」主宰。デザインワークを中心としながら、大阪のバイリンガルアートガイド『FLAG』の発行やイベントの企画・コーディネートなども行なっている。
※参加予定でしたが、都合により不参加となりました


[企画:近藤聡]

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