3/28 Wed
「自己編集と仕事のこれから」
ゲスト:アサダワタル、太刀川英輔 (NOSIGNER)


社会経済状況が急速に変化するなか、人々の価値観や働き方も変化し続けています。そんな中、既存の分野・職域を越えて、自身のやりたいこと・やるべきことを追求しているクリエイターの存在が、以前にも増して際立っているように感じられます。「自己編集と仕事のこれから」のゲスト、アサダワタル氏と太刀川英輔氏は、その中でも特に興味深い活動を行っています。

アサダワタル氏は、音楽活動や執筆業、文化プロジェクトの構想演出など、多様な活動を行っており、それを「日常編集家」という肩書きで編集。また、自宅や仕事場を開放し、プライベートとパブリックの境界を開く「住み開き」という概念を提唱し、今年1月には「住み開き〜家から始めるコミュニティ」を筑摩書房より上梓するなど、多方面で活躍しています。また、NOSIGNER氏は「目に見えない無形の価値をつくり出す存在でありたい」との思いから、「見えないものをつくる職業」NOSIGNERとして自己を編集。その肩書きの示す通り、デザインの1分野にとどまらない創造的な活動を追求・展開しています。

分野・職域を越えて活躍する、この二人のゲストを迎えて、自身の活動をいかに編集し、発信していくか。そして、これからの仕事のあり方をどう感じているかなどについて、話を聞きたいと思います。


開催日
2012年3月28日(水) 

時 間
18:30  開場
19:00-20:00  ゲストスピーカーによるプレゼンテーション
20:00-21:00  質疑応答&交流会

定 員
20名

参加費
無料(要事前申し込み)

スピーカー
アサダワタル(日常編集家)http://kotoami.org/
日常編集家。1979年大阪生まれ。音楽構成・演奏、著述、文化プロジェクトの構想・演出、大学講師・各種講演など、幅広いアウトプットで活動するクリエイター。2002年、バンド越後屋のドラマーとして、くるり主宰レーベル「NMR」からのCDリリース。2003年以降、ソロ名義である大和川レコード、ユニットSJQ(HEADZ/cubicmusic)でのライブ活動をはじめ、CM・映画での演奏、国内外でのCDリリース多数。あわせて、表現活動を“音”から“場/事”に拡張し、遊休施設や寺院、住居や店舗などを活用したコミュニティスペースの演出にも関わる。近年は自宅の一部を他者に開放する「住み開き」を提唱。著書に「住み開き 家から始めるコミュニティ」(筑摩書房)、「編集進化論 editするのは誰か?」(フィルムアート社/共著)など。神戸女学院CDP、立命館大学映像学部非常勤講師。

太刀川英輔  (NOSIGNER)http://www.nosigner.com/ 

「見えない物をつくる職業」という意味を持つデザイン事務所NOSIGNERの創業者。デザインによるソーシャルイノベーションを志し、科学技術・教育・地場産業・新興国支援など、社会的意義を踏まえたデザイン活動を続けている。プロダクトデザイン・アートディレクション・空間デザインなど複数の領域で国際的に高い評価を受けている。被災地で役立つアイデア・デザインをwikipedia形式のwebで共有する「OLIVE PROJECT」代表。Design for Asia Award2011 大賞・特別賞、NY ADC Young Guns 7、PENTAWARDS PLATINUM(パッケージデザイン食品部門世界最優秀賞)、グッドデザイン賞など多くの国際賞を受賞。


ファシリテーター
後藤哲也(デザイナー)http://www.outofoffice.jp
大阪・西天満のオルタナティブワークスペース「ooo - out of office」主宰。デザインワークを中心としながら、大阪のバイリンガルアートガイド『FLAG』の発行やイベントの企画・コーディネートなども行なっている。


[企画:後藤哲也]

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